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ロスカットって??借金するの?? [システム]

レバレッジについては以前記事に書きましたが、何のリスクもなく元本の数倍の取引が出来るのなら、
普通に外貨預金や外貨建ての金融商品を購入する人なんていなくなると思いません??

(残念ながら?)実際には証拠金取引にはルールが決まっていて、
レバレッジが効くからといって元本の数倍の取引が自由に出来るという訳ではありません。
資金を管理するためにもすごく重要な概念なので、今回は難しい定義も載せておきます。


無題.JPG「有効証拠金額」
=証拠金預託額+評価損益相当額+スワップポイント相当額+決済損益予定額 ー未払手数料

「必要証拠金額」
=発注証拠金額×保有建玉の枚数

「有効比率」
=有効証拠金額÷必要証拠金額

*有効比率が120%を切るとアラート(メールの通知)、75%を切ると(強制)ロスカットが発生します。(後述)

例えば、1米ドル=100円の時にレバレッジ25倍で1ロット(枚)購入するとします。
この時、必要な証拠金は100円×10.000×1/25=40.000円です。
これの75%、つまり、30.000円を切る評価損が出るとロスカットです。

この場合はちょうど10.000円の損失という事なので100pipsの損、
つまり、1ドル=99円を下回るとロスカットです。


「前日証拠金不足額」
­={必要証拠金額-(評価損益相当額+スワップポイント相当額+決済損益予定額)}

「証拠金不足合計額」
=前日証拠金不足額+未払手数料-証拠金預託額



FXは24時間取引可能ですが、5時前後に建玉の調整が行われます。
この時に有効比率が120%を切っていると必要証拠金不足として、
金融機関にもよりますが通常はメールでロスカットのアラートが通知されます。

アラートが来てから(取引画面が赤字になる)1日以内に、
不足証拠金額を入金すればアラートは取り消されます。
逆に入金しないと強制的に決済が行われてポジションは解消されます。


更にこれとは別に(強制)ロスカットと言って有効比率が必要証拠金額の75%を切ると、
金融機関によって強制的に保有している全てのポジションを決済されるルールもあります。
つまり、大損した状態で取引が勝手に終わります。
ただし、これのおかげで急激な値動きがあっても借金になることはありません。


 ロスカットを避ける方法は二つあります。

一つ目は、豊富な証拠金を入金することです。
当たり前ですが、レバレッジを低く設定して証拠金に余裕があればロスカットにはなりにくいです。

二つ目は、決済注文を予め入れておくことです。
「幾らになったら売買」のように予め値段を指定して注文出来る、
指値注文という注文があるので、売買注文を出す時に同時に指定しておけば、
余程なことがない限りはロスカットになることなく決済が行われます。


最初のうちは損失が出ていると決済出来ない人が多いですが、
ロスカットをくらうと元本が殆どなくなるので手遅れになる前に対処しましょう。

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